大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡を挿入して大腸を全て調べます。大腸の長さは平均150㎝と言われていますが、腸を適切に折りたたんで検査をするので、一番奥まで入った時の長さは80㎝程度になります。肛門から内視鏡が入りやすくするために潤滑剤のゼリーを塗ってから挿入します。
当院では、最新の内視鏡機器を導入し、内視鏡検査におけるデリケートな操作と緻密な観察・検査を行うことができます。専門医の高い技術力と知識を最大限生かせる内視鏡システムです。手元の操作の正確性を高め、短時間で検査ができる為、患者さんの心身の負担が軽減されます。
また、大腸内視鏡検査には、最新のAIシステム、内視鏡画像診断支援システム「CADEYE」を採用し、病変部の検出と鑑別をサポートし、より精度の高い検査を提供致します。
※2021年10月現在、内視鏡画像診断支援システム「CADEYE」は流山市では当院のみで採用しています。

大腸内視鏡検査でわかる病気

定期的に大腸内視鏡検査を受けましょう

大腸癌は近年とても増えている癌で、生涯の間に約10人に1人が大腸癌にかかります。決して珍しい病気ではありません。大腸内視鏡を受けることで大腸癌の死亡率が大きく下がることが研究で明らかになっています。もしも検査で癌が見つかったとしても、早期で発見すればするほど治癒する可能性があがります。大腸癌は60歳代で診断されることが一番多いです。血便や腹痛などの症状がある場合は勿論、症状が何もなくても50歳以上になれば必ず一度は検査を受けることをお勧めします。

大腸内視鏡検査で分かる病気

症状から見る検査のタイミング

当院の大腸内視鏡検査の特徴

① 鎮静剤の使用によりリラックスした状態で検査が可能です。

内視鏡検査を受けるのをためらう理由の一つが痛みだと思います。当院では検査時の痛みや不安を最小限にするために、鎮静剤と鎮痛剤を使用しています。鎮静剤を用いることで、人によっては完全に寝た状態で、多くの人は意識がぼんやりした状態で検査を受けます。鎮静剤を使うと検査当日は車の運転ができなくなりますので、鎮静剤を希望しないという方に対しては薬を使わずに検査を行うことも可能です。薬を使わないと多少のツッパリ感などを感じることがありますが、ほとんどの場合問題なく検査を終えることができます。

② 痛みを最小限にする内視鏡の挿入法

内視鏡の挿入は様々な方法があります。当院では多くの場合に「無送気軸保持短縮法」を用いて挿入します。腸の中に空気を入れると腸がパンと張りますが、それがお腹の膨満感や痛みにつながります。また内視鏡を進めるためにグイグイと押し込んで内視鏡を挿入すると、腸が突っ張って痛みが生じます。
そこで、内視鏡を大腸の一番奥に入れるまでは空気の代わりに水を注入して内視鏡の挿入方向を確認します。こうすることによって腸の拡張を最小限に抑えることが可能です。また、腸はS状結腸という左下腹部の腸が一番伸びやすく、ここで痛みが一番起こりやすいです。S状結腸をいかに伸ばさずに内視鏡を挿入するかで痛みの出方が大きく変わるので、S状結腸の挿入に一番時間をかけて慎重に挿入します。
痛みを最小限にするために、内視鏡を一番奥に入れるまでの時間はあまりこだわりませんが、それでも一番奥まで入るのに要する時間は、ほとんどの場合で5~8分程度です。その後、観察しながら内視鏡を抜いてきますが、それに要する時間が6~10分ほどです。観察のみの場合は15分程度で検査が終わります。

③お腹の張を抑えるための工夫

検査中、検査後のお腹の膨満感を抑えるための工夫として、炭酸ガスを用いて腸を膨らませます。内視鏡を挿入するときは無送気で、一番奥まで挿入した後で、詳細な観察のために炭酸ガスを入れて腸を膨らませます。炭酸ガスは速やかに血液中に吸収されて、呼気から排出されます。空気を注入した場合はオナラとして排出するので腸の中が空になるまで時間がかかりますが、炭酸ガスは速やかに排出されるので、検査後の膨満感も短時間で治まります。

④ 経験豊富な医師による施行

当院では日本消化器内視鏡学会専門医(あるいは指導医)で経験と知識の豊富な医師による質の高い内視鏡検査を行っています。専門医の高い技術力と知識を最大限生かせる内視鏡システムを用いて、安全で安心できる内視鏡検査を提供します。

 

⑤ 最新の内視鏡システム「ELUXEO7000システム」を用いた検査

当院では富士フィルム社製最新の内視鏡システム「ELUXEO7000システム」を導入しております。また、大腸内視鏡検査には、最新のAIシステム、内視鏡画像診断支援システム「CADEYE」を採用しています。病変部の検出と鑑別をサポートし、より精度の高い検査を提供致します。
※2021年10月現在、内視鏡画像診断支援システム「CADEYE」は流山市では当院のみが採用されています。

Full HDモニターに対応した状態観察

通常のモニターよりもさらに機能の向上したFull HDモニターに対応しており、当内視鏡システムの特徴である高出力4LED 光源を活かす画面表示を行うことができます。ワイドモニター使用時に、過去直近の4つの画像を表示することができるなど、内視鏡検査時の観察がよりスムーズになります。

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高出力4LED光源の観察モード

Multi-LightTechnologyを使用することで、通常の観察よりも、より粘膜表面や血管を強調して表示する「BLI観察」や画像の赤色部位などのわずかな色の違いを強調して表示させる「LCI観察」が可能となり、より高精度な観察を行い、炎症や腫瘍などのわずかな病変も早期発見することが可能となりました。
※Multi-LightTechnology:LEDやレーザーなどの複数の光源を組み合わせることや、画像の処理を組み合わせることで、より高精度な内視鏡観察画像を得ることができる技術。

画像協調観察

BLI (Blue Light Imaging)観察

短波長狭帯域光の照射により得られる高コントラストな信号に対して画像処理を行い、毛細血管や粘膜微細模様を強調して表示し、病変部の診断、早期発見をサポートします。

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LCI (Linked Color Imaging)観察

富士フイルム社独自の画像強調観察技術です。短波長狭帯域光と白色光の成分をバランスよく照射し、ソフトウェアにより赤みを帯びた色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように色の拡張・縮小を行い、粘膜の微妙な色差を強調し、病変部の診断、早期発見をサポートします。

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下部消化管用700システムスコープの搭載

高度調整機能

高度調整機能を採用している為、軟性部の高度を調整することができ、スムーズな操作と操作時の患者様の負担を軽減することができます。

高追従挿入部

長い腸をスムーズに操作する為、操作時の押しや回転操作がスコープ先端部へ伝わりやすい設計で作られております。

カーブトラッキング

スコープ先端が柔らかく作られていることや曲がった後はまっすぐに戻りやすく設計されているため、検査時の挿入がスムーズで患者様の負担が軽減されます。

⑥院内下剤に対応

大腸内視鏡検査前に行う下剤の内服は、ご希望の方は院内で内服が可能となっております。下剤内服後の移動に不安な方などもご安心して下剤の内服が可能となっております。また、完全個室をご用意しており、ゆったりとリラックスしてお過ごしいただけます。

⑦検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。

鎮静剤を使用した検査では、終了後は15分~30分ほど安静にしていただく必要があります。当院では患者さんがリラックスしてお過ごしいただけるよう、リカバリールームをご用意しております。検査後もゆっくりとお過ごしいただけます。

⑧胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査の同日検査に対応

当院では、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に対応しております。1日で2つの検査を行うことができるため、再度来院する必要がない事や前処置の下剤内服、食事制限が最小限に抑えられます。患者さんのご負担だけでなく、胃や大腸への負担も軽減することができます。

大腸内視鏡検査の流れ

Step.1検査予約

大腸内視鏡検査をご希望の方は、事前に外来を受診してください。普段服用している薬や既往などを確認します。検査当日の薬の内服や食事の注意事項などをご説明します。検査前日に摂取していただく食事や、下剤をお渡しします。原則として鎮静剤を使用して検査を行います。鎮静剤を使用すると検査当日は自動車の運転ができません。どうしても自動車の運転が必要な方は鎮静剤を用いずに検査することも可能なので、事前にご相談ください。

Step.2検査前日

前日の夕食は21時までに済ませてください。検査前日に召し上がっていただく食事のみ召し上がってください。固形物を含まない水分は制限なく摂取可能です。

Step.3検査当日

事前に説明した通りに薬の服用をしてください。薬を休薬するのは糖尿病に関する薬のみです。自分自身の判断で血液をサラサラにする薬を休薬せずに、服用し続けてください。
自宅またはクリニックで下剤を服用していただきます。5~10回程度の排便で、薄黄色く透き通った水様便になります。便が水様便で透き通ったものにならないときは、クリニックで追加の処置を行うことがあります。内視鏡検査は予約検査で、前後に予約された患者さんの予定が入っていますので、予約した時間に必ずクリニックに来院してください。予定時間に遅れそうな時は、他の患者さんの迷惑になりますので、必ずご連絡ください。

Step.4検査

検査着に着替えてお待ちいただきます。処置に影響が出ることがあるため、外せる歯や指輪などの外せる貴金属は外していただきます。検査ベッドに横になっていただき、点滴をします。鎮静剤や鎮痛剤を使用し、意識がややぼんやりした状態で検査を行います。検査時には腸の動きを緩やかにする薬も併せて使用します。
検査は観察のみの場合で15分程度です。ポリープなどを認め治療をする場合は、30分ほどかかることもあります。

Step.5検査後

検査終了後は待機室で30分から1時間ほどお休みいただき、しっかりと目が覚めるのを待ちます。その後担当医から検査結果の説明をお聞きいただきます。鎮静剤を使用した時は、検査当日は自動車の運転はできません。

費用

  1割負担 3割負担
初診(感染症採血含む) 約700円 約2,000円
大腸内視鏡検査のみ 約2,500円 約7,500円
大腸内視鏡検査+組織検査 約3,000~5,000円 約10,000~16,000円
大腸内視鏡検査+ポリープ切除 約7,000~10,000円 約20,000~30,000円

よくある質問

大腸内視鏡を受けた方がいい症状はありますか?

大腸癌は早期の癌の場合症状はほとんどない為、定期的な内視鏡検査を受けることをお勧めしますが、下記の症状がありましたらお早めに当院までご相談ください。

便潜血で陽性と言われたけれど、検査の必要はありますか?

便潜血検査は大腸癌を発見するための検査です。痔核からの出血など、大腸癌がなくても便潜血検査で陽性となることはありますが、大腸癌がないことを確認するために、必ず大腸内視鏡検査を受けてください。大腸癌があれば必ず便潜血検査で陽性となるわけではないので、陽性後にもう一度便潜血検査で確認する方針は誤りです。

大腸内視鏡検査は苦しいですか?

当院では経験豊富な医師、看護師が検査、介助を担当しています。鎮痛剤、鎮静剤を使用し、出来る限り患者さんの不安や苦痛を取り除くように検査を行っています。この程度なら何回でも受けられると思っていただけるような検査を心がけています。

検査に入院は必要ですか?

当院の大腸内視鏡検査では大腸ポリープ切除も含めて日帰りでの検査・治療を行っております。入院が必要な検査、治療となるときは、提携の医療機関で検査を受けていただくようご紹介いたします。

大腸内視鏡検査はどれくらいかかりますか?

ほとんどの場合、所要時間は15分~20分程度です。挿入が難しい方、ポリープ切除など治療を行う場合は、もう少しかかることもあります。

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